経営理念
新年あけましておめでとうございます。千葉県鎌ケ谷市の税理士池田光智です。
弊所は個人事業なので1月が事業年度の開始月となります。
年頭にあたり改めて当事務所の経営理念を紹介したいと思います。
弊所の経営理念は皆様にとってあまり関係ない事かもしれませんが、経営上、最も重要なことですので、皆様と共有したいと思います。
このブログをお読みの経営者の皆様は自社の経営理念を公表されていますでしょうか。
会社員の方は務めている会社の経営理念を理解したうえで日々の仕事に取り組んでいるでしょうか。
経営理念は企業活動の源泉となるものであり、会社の存在意義とも言えます。
また、経営理念を看板に掲げたり、公表していても、従業員がしっかりと理解して実践していなければ、ないものと同然です。
まだ経営理念を決めていない経営者の方や、掲げているが会社で共有できていない経営者の方がいれば、経営理念が形骸化しない為にも、1年に1度は内外に発表し、理解していただく場をつくることをお勧めします。
1、経営理念とは
経営理念を辞書で参照すると
・企業の個々の活動方針のもととなる基本的な考え方。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・企業の創設者および経営者がその企業経営にもっている基本的考え方。(世界大百科事典 第2版)
・経営者が経営活動を通じて実現しようとして抱懐している信念、信条、理想、イデオロギーなどの価値をいう。(日本大百科全書)
と紹介されています。
企業経営の目的の基となる信念や価値観といえます。
2、経営理念は何故必要か
会社が継続して活動していくためには、顧客に必要とされる存在でなければなりません。
また、経営活動に協力してくれる取引先や従業員のサポートがなければ商品やサービスを安定的に提供し続けることはできません。
さらに広く言えば社会インフラが整い、戦争や暴動がない安定した社会がなければ会社は存在できません。
このように会社は誰かに必要とされる存在であり、協力していただける環境にないと維持することはできません。
会社が倒産するということは、その会社の存在意義が薄れ、社会から必要とされなくなった結果であるといえます。
目まぐるしい時代の変化の中で、顧客や従業員のニーズは変わりますが、経営理念を掲げている会社は長生きすると言われています。
経営理念は社会に必要とされる会社の存在意義そのものであり、会社が存続するために必要不可欠なものといえます。
《経営理念の効果》
①社長の経営活動を後押しする源泉となる
②会社の公器性を高め、社会の信用を得る効果がある
③従業員のモチベーションの源泉となり会社への帰属性が高まる
④時代の変化に対応するための行動指針の礎となる
⑤全従業員が共有することで商品やサービスを均一で高い品質に保つことができる
3、池田光智税理士事務所の経営理念
大手上場企業の経営理念を検索すると包括的で抽象的なものが多いですが、弊所ではできるだけわかりやすく、行動指針的なものとしています。
①顧客に必要な存在であり続ける
・顧問先の成長、発展、安定に、社長の参謀役として取り組む
・税務会計の支援にとどまらず、経営、労務、法務面で総合的にサポートをする
・顧問先にとって優良な情報の収集と提供に務める
・顧問先のみならずその関係者(取引先・従業員)の幸福を追求する
・新しいサービスの開発・提供に継続的に取り組む
②生涯自己研鑽
・常に新しい技術を学び続け、実践する
・やったことがない依頼は断らず挑戦する
・苦手なことこそ何度も取り組み得意なこととする
・IT技術を継続的に取り入れ、生産性の向上を目指す
・失敗やトラブルを成長の糧とする
③地域社会に奉仕する
・税理士という士業にあぐらをかかないで謙虚な心で奉仕する
・困っている人がいたら手を差し伸べ、解決策を考える
・顧問先以外にも広く社会に対して税務の情報発信に努める
・顧問先の適切な財務管理により、無理のない納税を支援する
・顧問先と供に成長し、自他ともに地域経済の発展と雇用に貢献する。
④全社員の幸福な生活を支援する
・業務の効率化を図り、休息と健康の維持を第一とする
・社員の文化的な生活を支援する
・外部研修等を積極的に活用し、社員の技術向上を実現する
・ムダな慣習を見直し、時代の変化に即した会社の在り方を追い求める
・社員が永年勤続勤できる環境をつくる
⑤人・もの・金・仕事に感謝する
・顧客、社員、システム関係者、同業者団体、金融機関、行政機関、地域関係者、家族に感謝する
・地球環境・資源に感謝する
・経営活動の源泉である利益(金)に感謝する
・顧客と出会い、供に仕事に携われることに感謝する
・顧問先の成功こそが自己の存在意義とする
編集後記
昨年は後半多忙となり、本ブログの更新が間に合わなくなり、関係皆様にお詫び申し上げます。
繁忙期に期限が迫った依頼が重なり、断らずに何でも受けた結果、本ブログの更新を割愛させていただくことになりました。
本年度も業務の一層の効率化を図り、さらなる良質なサービスの提供とともに、月1回はブログ更新できるよう取り組んでまいりたいと思いますので、引き続きご愛顧のほどお願い申し上げます。
1月は、給与支払報告書、償却資産申告書、法定調書合計表の提出時期となり、その後、確定申告時期に突入します。
確定申告等のご相談はお早めにお願いいたします。
今年も一年「心のキャッチボールを大事に、全力疾走で頑張ります!」